2012/07/10

アメリカで造園の仕事に就いているボーイフレンドがいます。
アメリカでは篤実家が寄付行為をよくするので、
しばしば日本庭園をつくる機会に恵まれています。
最近では日本の庭園がヨーロッパでもアメリカでも人気を呼んでいるそうです。
彼の仕事も忙しい様子です。


日本の伝統文様を継承し活用する会 提供
アメリカミズリー植物園の日本庭園


日本の伝統文様を継承し活用する会 提供
ニューヨークにつくられた日本庭園


 

日本の伝統文様を継承し活用する会 提供
シカゴにつくられた日本庭園


 何度もアメリカに行く中で、自然に;日本;を見つめるようになりました。
高校生の時には日教組の勢力が強く;自虐な歴史観;を植え付けられましたが、
現在ではその自縛もとれ、真っ正面から日本を見ることができるようになりました。

石庭で有名な禅宗の龍安寺は、今から600年も前に建立されたものです。
枯山水の庭を見ていると、
600年も前に行きていた人々の;美意識;の高さに驚嘆します。
;禅宗;の教えにも通じるのでしょうが、
とことん要らないものを排除した、
根こそぎそり落とした後の潔い;美;というのでしょうか……。

私には計り知ることに出来ないいにしえの人の仕事です。
感服します。

こうして日本の庭園の写真を見ると、
無言のうちに感じる背景の奥深さ、
深淵に誘われると表現するのが良いのでしょうか、
まさに;神;を感じます。

お花とワンコたち、とハンドメイドさん 提供 龍安寺の石庭

さんでー・さいれんす・ぶるうすさん」 提供
龍安寺





はてさて、私の関わる Decorative Painting はヨーロッパから齎されたものです。
文明開化の夜明けと共に、日本は;欧米に追いつき、追い越せ;をスローガンに
精一杯走ってきました。

私達もこの業界で突っ走ってきましたね。
私の中の;日本;とPainting をどのように関わらせていくか?
これが今後の課題です。

明治の日本人が対峙して苦闘したもののすべてを、
私達は引き受け、次の世代に継承していかねばと思います。

もっと身辺をみつめること、そういう作業をしていきたいと、
そう思うこの頃です。

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